エアコンの買い替えで、専用コンセントがないと設置できません!と言われびっくりしたことはありませんか?
築40年の我が家のエアコン買い替えで、この問題にぶつかりました…。
エアコンの専用コンセントが必須になったのはいつからなのか、また専用コンセントがない場合の対応や専用コンセントの見分け方など
実体験とあわせて解説します。
エアコン買い替えで知った専用コンセント必須問題
築40年の我が家で2台のエアコン買い替えとなった際、現地の写真を見せたら
2部屋とも専用コンセントがないのでそのまま設置はできません、と家電量販店で言われました…。
今エアコンは設置できているのに、どういう事?
昔はそれでOKだったそうです。今は専用コンセントがなければ、電気工事で専用回路を作ってからでないと新たにエアコンの設置は承れません、とのこと。
エアコンの専用コンセントが必須になったのはいつから?
エアコンの専用コンセントが必須になったのはいつからなのか。
実は、エアコン設置に専用コンセントが法律などで義務化されたわけではありません。法令上の義務はなく、国の規制ではないのです。
元々、メーカーや家電量販店が設けている内線規程には記載されていたそうですが、きちんと規定を守るよう厳格化したのが2000年に入ったころと言われています(諸説あり)。そこから内線規程にある、10Aを超える家電機器の設置には専用線を設ける事という決まりが一般化しました。
きっかけは、普通のコンセントから電源を取っていたエアコンで火災が多数発生したことだそうです。
同じ事例が起きることを未然に防ぎ、責任問題が発生しないよう「専用コンセントのない場所にエアコンの設置は不可」になったんですね。また、メーカーや家電量販店の内線規程だから関係ない、と個人で施工してそのことが原因でエアコンの故障などが起こった場合、メーカー保証が受けられないことがあるので注意が必要です。
エアコン専用コンセントの見分け方
エアコン専用コンセントは形状で見分けることができます。
また、コンセントカバーなどに「単相100V15A」などの記載がある場合もあります。
ただ、とても古いコンセントだと、一見専用コンセントに見えて実は違う!なんていうものもあるので
古くて判断がつかない場合は電気工事業者などに事前に確認してもらうことをおすすめします。
エアコンを買いに行くときに、コンセントの画像を撮っていくと便利です。「これは違いますね」「見た目で判断つかないので事前見積もりに業者を派遣しましょう」など提案してくれますよ!
エアコンの専用コンセントがない場合
エアコンをつけたい部屋に専用コンセントがない場合は、電気工事にて分電盤から専用回路を増設する必要があります。
この工事は電気工事士の有資格者以外は行うことができません。
費用は、使用する資材や家の構造などで変わってきますが、一般的には15,000円から30,000円程度が目安です。
家電量販店などでエアコンを買った場合、必要に応じて専用回路増設工事も有料でやってもらえたりするので、エアコン設置の見積もりの時に相談すると良いでしょう。
分電盤の交換が必要な場合も
また、分電盤の容量に空きがない場合はさらに分電盤の交換が必要になります。
築40年の我が家は、エアコン5台中4台の設置場所で専用コンセントがなかったので
分電盤を交換してもらい容量を増やすことに。
既存の分電盤の横などに増設することもできると言われましたが、分電盤自体も古かったので交換にしました。
分電盤交換は工務店などの電気工事をやっているところで相談できます。
エアコンの専用コンセントが必須になったのはいつから?専用回路の見分け方も/まとめ
エアコンの専用コンセントがないと設置工事をしてもらえないとなったのは2000年に入ってからという説があります。
ただ必須と言っても法的根拠はなく、各メーカーや家電量販店が設けている内線規程によるものです。
とはいえ、専用コンセントがなくては家電量販店でエアコン設置を断られてしまうのも事実。
エアコン購入、買い替え時には専用コンセントがあるかどうかがとても重要になるので、しっかり確認しておきましょう。
設置予定の場所の写真、特にコンセントまわりの写真をエアコン購入の際にもっていくのがおすすめですよ!
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